寛永期の津城の実態に迫る 津で27日に歴史講演会 三重

【津】津藩祖藤堂高虎を顕彰する「ときめき高虎会」は27日午後1時半―同3時、三重県津市大門の津センターパレス2階ホールで本年度第1回の歴史講演会「津城に天守が存在した!」を開催する。同会会員で「津城―築城の名手藤堂高虎集大成の城」などの著者、深見和正氏(62)が「津城に天守が存在した!―『津城古圖(ず)』『津城下図』の比較検証」と題して話す。資料代500円。事前申し込みは不要。定員50人で当日先着順に締め切る。

これまで津城に天守が存在したかどうかは疑問視されていたが、近年新たに見つかった「津城古圖」には天守が詳細に描かれている。講演では市所蔵の「津城下図」と「津城古圖」を比較し、高虎が改修した寛永期の津城の実態に迫る。

問い合わせは同会の赤塚さん=電話090(7313)0182=へ。