書と篆刻の4人展 サークル仲間が新作中心に34点 三重・伊勢

【伊勢】書と篆刻(てんこく)の作品展「人生一楽 四人展」が、三重県伊勢市吹上の伊勢シティホテルアートサロン伊勢で開かれている。28日まで。

出展したのは、市内在住の竹屋かおるさん(74)、玉置修一さん(74)、松本隆文さん(74)、森本克正さん(81)の4人。同市の書家高潤生さんが指導する書道篆刻サークルの仲間で、4人で作品展を開くのは4回目となる。

新作を中心に34点を展示。書は、小林一茶の俳句を隷書で表した掛け軸や、中国の書家の臨書、古代文字と平仮名や片仮名を組み合わせたオリジナル書体の作品など、遊び心ある作品が並ぶ。篆刻作品は、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の一節を彫り上げた作品などが目を引く。

出展した森本さんは「4人とも違った作風で、変化があっておもしろい作品展になった。楽しんでもらえたら」と話していた。