四郷小児童ら伊勢市議会見学 役割や仕組みを学ぶ 三重

【議席から議員に質問する四郷小の児童ら=伊勢市議会議場で】

【伊勢】三重県伊勢市の四郷小学校の6年生が10日、伊勢市議会で、議員らが議会について説明する「議会ツアー」に参加した。児童らが議場などを見学し、議会の役割や仕組みを学んだ。

議会ツアーは、市民に議会活動を知ってもらい、身近に感じてもらおうと、市議会の広報広聴検討分科会が企画し、昨年から、市民に参加を募り実施している。

この日は、6年生21人が参加し、議員9人が対応。本会議場で、上村和生議員がスライドを使って議会の仕組みや役割を解説し「議会は、市の予算や条例など大事なことを話し合いで決めるところ」「議員は市民と行政をつなぐ役割」などと話した。質疑応答では、児童らが「議会はどれぐらい時間がかかるか」「市の予算はいくらか」などと質問し、議員らが答えた。

続いて、児童らは議会事務局職員の案内で、議会図書室や委員会室などを見学。議会に関するクイズもあった。

参加した濵口夢奈さん(11)は「テレビで国会中継を見て、議会に興味があったので見学できてよかった。議員が、市民のためにいろんなことを決めていると分かった」と話していた。