河田フェザーで団体献血 明和町、周辺事業所など82人が協力 三重

【献血バスでの採血】

【多気郡】三重県明和町山大淀の羽毛素材メーカー「河田フェザー」を会場に11日、団体献血があった。同社従業員5人をはじめ、同町内の35事業所、82人が400ミリリットル献血に協力した。

同社は健康経営の一環として団体献血を推進している。経産省などの「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」に先月、2年連続で認定された。

【河田フェザーの団体献血会場=明和町山大淀で】

同社だけでは献血バスの運行に必要な献血者30人の確保が難しいため、昨年から周辺の企業・団体に呼びかけ実施している。身近な場所で献血の場を提供する狙いもある。

昨年は5月と11月の2回、計99人が参加した。今年は5月の目標にしていた65人を上回った。12月にも開催する。

県赤十字血液センター(津市桜橋2丁目)の献血バス2台で午前9時半から午後4時半まで、献血者が指定時間に次々訪れ、採血していった。

同社SDGs推進室の黒田健室長は「人のために尽力しようとする仲間が多くいてうれしい。活動の輪が広がれば」と話していた。