災害時に燃料供給 鈴鹿市、事業者らと協定 三重

【協定締結を終え協定書を手にする末松市長(左から3番目)ら=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は10日、市内に給油所を持つ燃料供給事業者の4社・1団体と「災害時における石油類燃料等の供給に関する協定」を締結した。

協定を締結した燃料供給事業者は、出光リテール販売中部カンパニー(愛知県名古屋市中川区、齊藤範彦社長)、岡金(津市久居中町、岡篤社長)、トレジャーシステム(津市あのつ台五丁目、蕪竹理江社長)、県石油商業組合鈴鹿支部(鈴鹿市花川町、黒田泰啓支部長)、森石油(同市住吉三丁目、伊藤勇生社長)。

協定締結により、大規模災害発生時に市の要請を受け、各事業者が運営する市内18カ所の給油所で災害対策用車両や災害対策上重要な施設への石油類燃料などを優先的に供給するほか、バッテリーやタイヤなどの資機材を提供する。

協定締結式には末松則子市長のほか、各事業者の代表や代表代理の5人が出席。末松市長は「市としても万全を期して災害復旧に当たることができる」とあいさつした。黒田支部長は「できる限り支援に協力する」など、出席者が一言ずつあいさつした。

この日は、各事業者が事前に押印したそれぞれの協定書を持参し、末松市長が押印した。

給油所は現在市内に45カ所あり、市は今後も協力事業者を増やしていきたい考え。