【亀山】三重県鈴鹿市中冨田町の麻生晴子さん(57)の初個展「折り切り紙展」が、亀山市御幸町の亀山駅前郵便局で始まっている。31日まで。午前9時―午後5時。
麻生さんは約20年前、新聞紙や包装紙などを再利用して作成するクラフト作品に興味を持ち、令和3年から本格的に、色紙などを材料に、つまようじで紙を巻き込む「クイリング」という技法で花や昆虫など立体的な作品を作っている。また、市社会福祉協議会が主催する、市内各地区の「いきいきサロン」に出向き、折り切り教室の講師もしている。
同展には、トンボやテントウムシなどの昆虫を文字盤にした時計や花のリースのほか、花火やこいのぼり、つるしびななどの作品計43点を展示。カレンダーの裏の白紙で作った、星形の紙皿と紙バッグは自由に持ち帰れるという。
麻生さんは「市販の色紙や不要となった紙などを材料に、安価で作成できます」とし、「『折り紙』と『切り紙』を足した『折り切り紙』の作品に興味を持ってもらえれば」と話していた。