今谷商事が破産開始決定 帝国DB四日市発表

帝国データバンク四日市支店は8日、今谷商事(三重県四日市市羽津山町)が津地裁四日市支部から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。決定は先月25日付。負債は約2億9千万円の見込み。

支店によると、今谷商事は明治20年ごろに創業。肥料などの卸売りを手がけたほか、四日市市と亀山市に計2店舗のガソリンスタンドを展開。平成26年3月期には約3億9300万円の年売上高を計上した。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で売り上げが減少したほか、燃料価格の上昇によって採算も悪化。昨年3月期の年売上高は約1億6600万円に落ち込み、同年11月末に事業を停止した。