帰宅直後、待ち伏せか 鈴鹿の強盗殺人、襲撃時は部屋施錠 三重

【鈴鹿】三重県鈴鹿市寺家5丁目のアパートで住人のアイハラ・アルメイダ・ロゼリさん(46)が殺害され、所持品を奪われた強盗殺人事件で、2階にあるアイハラさんの部屋が施錠されていたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。帰宅直後か自室を出てすぐに襲われた可能性が高いとみている。

捜査関係者によると、アイハラさんの部屋は施錠されており、室内に荒らされた形跡はなく照明も消えていたという。待ち伏せなどにより自室前で襲われた後、階段から下に転落した可能性が高いとみており、顔見知りによる犯行を含めて経緯の詳細を調べている。

また県警捜査本部によると、司法解剖の結果、遺体には首以外にも側頭部や後頭部、左肩に鋭利な刃物で切られたような傷が複数あり、死因は首を切られたことによる頸部刺切創(けいぶしせつそう)だったことも明らかになった。死亡推定時刻は3日午後10時前後とみられている。

別居中の夫と連絡が取れておらず、何らかの事情を知っている可能性もあるとみて所在を調べている。