甲冑身に付け武将気分 亀山「関宿」で橋爪さん体験企画 三重

【甲冑を身に付けて武将気分を楽しむ家族連れ=亀山市関町の関宿で】

【亀山】三重県亀山市関町中町の甲冑(かっちゅう)収集家、橋爪市太郎さん(78)は3日、重要伝統的建造物群保存地区「関宿」街道沿いの自宅で、「甲冑着用体験」を開いた。4日まで。午前10時―午後3時。大人用500円。子ども用300円。橋爪さんは、子どもの頃から甲冑に興味を持ち、収集した甲冑を観光客らに着装し、体感して楽しんでほしいと企画し毎年、5月の連休期間に合わせ開いている。コロナの影響で4年ぶりとなる。

この日観光客らは、重さ約20キロの本物のかぶととよろいを身に着け、戦国武将の気分を楽しんだ。

神奈川県川崎市から妻と大学生の娘の3人で伊勢志摩方面への観光旅行を楽しんだ男性(55)は「肩にずっしりとした重量感もあり、武将の気分が味わえた」とし、「いい旅の思い出になった」と話していた。

また、外国人旅行者でアメリカ人の男性は「身長が180センチで体格が太めなので、よろいは身に着けられなかったが、かぶとをかぶることができてよかった」と、かぶと姿で写真を撮ってもらっていた。