いなべ、東員の女性3人が計263万円詐欺被害 市職員名乗る男から電話

三重県警いなべ署は2日、いなべ市と東員町の60代女性計3人が、市職員や町職員を名乗る人物からそれぞれ現金をだまし取られたと発表した。被害額は合わせて約263万円。詐欺事件として捜査している。

同署によると、いなべ市内の女性は1日午後、市職員を名乗る男から「介護保険料の還付がある」との電話を受け、男の指示通り市内のATM(現金自動預け払い機)を操作して約144万円を振り込んだ。

同市に住む別の女性も同日、市職員を名乗る男から同様の手口で約100万円をだまし取られ、東員町内の女性も先月28日に約19万円をだまし取られた。3人とも手続きの明細書を見て被害に気付いた。