連休中の感染防止呼びかけ 東海3県知事、コロナ「5類」移行後の対応確認 

【感染状況を報告し合う東海3県知事会議の出席者ら=県庁で】

東海3県の知事は28日、テレビ会議を開いた。感染症法で新型コロナウイルスの位置付けが「5類」に移行した後の対応について確認。大型連休中の感染防止対策を呼びかける共同メッセージを発出した。

共同メッセージは5類移行後も「ウイルスの特性は変わらない」とし、5月の大型連休で帰省や旅行をする際は「自覚を持ったメリハリのある対策」を呼びかけた。事業者には換気や手洗いなどの対策を求めた。

この日の会議では、3県の知事から感染者が増加傾向にあることを懸念する声が相次いだ。古田肇岐阜県知事は「増加の兆しが見えている」と指摘。一見勝之知事は「もっと増える可能性もある」と述べた。

また、古田知事は5類移行後も「慎重な対策」を呼びかけるメッセージを28日付で発出したと報告。大村秀章愛知県知事も「メリハリのある対策」を求めるメッセージを25日付で発出したと紹介した。

一見知事は「3県の共同メッセージでもって、県民に呼びかけたい」と説明。会議後の記者会見で「人がたくさんいる所では、マスクを着用してほしい。換気や消毒もお願いしたい」などと県民に呼びかけた。