個人情報が流出、森林所有者20人、三重県の送信ミス

三重県は21日、松阪農林事務所が県内の森林を所有する20人の個人情報を、誤って民間の2社に流出させたと発表した。「個人情報の悪用は確認されておらず、2社以外への流出はない」としている。

県によると、流出したのは森林所有者20人の氏名と、それぞれが所有する森林の所在地や面積などをまとめた電子ファイル。職員が先月25日、林業の2社に電子メールを送信した際、誤って添付した。

うち1社が今月10日、松阪農林事務所に「個人情報が含まれている」と指摘したのをきっかけに発覚。県は2社にファイルの削除を依頼し、このファイルを過去に作成した事業所を通じて20人に謝罪した。

松阪農林事務所は「送信内容に誤りがないかを十分に確認せず、複数人でのチェックもしていなかった」と説明。「森林所有者に迷惑をかけたことを深くおわびし、再発防止策を徹底する」としている。