鈴鹿市長選、2氏激突 市議選は32人立候補 三重

【右から、末松則子候補と永戸孝之候補】

【鈴鹿】任期満了(4月30日)に伴う鈴鹿市長選、同市議選(定数28)は16日に告示され、市長選にはいずれも無所属で、現職の末松則子氏(52)=同市西条3丁目=、元市議の永戸孝之氏(68)=同市郡山町=(届け出順)の2人が立候補を届け出て、8年ぶりの選挙戦に突入した。投開票は23日。

オール与党体制で4期目の再選に臨む末松氏は「市民のみなさんが笑顔で活力ある住みよい鈴鹿へ」を掲げ、オンデマンドなどの手法を用いた地域公共交通の確保や三重大や鈴鹿中央総合病院を拠点とした地域医療の拡充、リニア中央新幹線開通を踏まえた幹線道路の早期整備などを重点に訴える。

一方、多選の弊害として強引な市政運営を挙げる永戸氏は「2期でやりきる」と話し、第2子以降の保育料無償化や小中学校給食の無償化、乗り合いタクシーなど生活に寄り添った公共交通システムの導入などを目指す。スローガンは「みんなで変えよに!鈴鹿」。

市議選は定数28に対し、現職26人、新人6人の計32人が立候補した。党派別の内訳は自民7人、公明3人、共産2人、無所属20人。

立候補者数は前回より3人少ないが、今回から議員定数が4人減となり、それぞれが子育て支援や防災対策などを訴え、市内各地で支持を呼びかけた。

期日前投票は22日まで同市役所、白子地区市民センター、イオン鈴鹿の3カ所で実施する。

4月15日現在の選挙人名簿登録者数は15万9274人(男7万9206人、女8万68人)。