「やれる時にやれる事を」田中さん絵画初個展 県民ギャラリーで始まる

【作品を紹介する田中さん=津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで】

【津】三重県津市の画塾「漣塾」で学ぶ田中みゆきさん=同市=の初個展が5日、同市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで始まった。さまざまに表現した花の油彩画など33点を展示している。9日まで。入場無料。

田中さんは幼い頃から絵が好きで、約25年前から同画塾で坂本泰漣氏に師事する。コロナ禍で人生観に変化があり「やれる時にやれる事をしよう」と初個展を開いた。

クレマチス、フキノトウなど植物を繊細に描いた作品のほか、横長の構図の赤いチューリップや9分割した一輪のトケイソウ、夜のマーガレットなど豊かな発想で表現している。

会場に並ぶ自身の作品を「絵が生き生きと喜んでいる」と眺め「まだ知らないことがたくさんあるので、それを探し絵の世界で表現できるといい。自分がどこまでできるか楽しみ」と話した。