海星、三重県勢2年ぶり出場 サッカーU18プリンスリーグ東海開幕、勝ち点1発進

【海星高校の選手ら】

サッカーの高円宮杯U―18(18歳以下)プリンスリーグ東海が1日、始まった。東海4県の各県リーグを勝ち上がるなどした10の高校、クラブチームが12月まで第18節にわたって対戦する。三重県内からは海星高校がプリンスリーグ東海が2部制だった2011年以来となる参戦。県勢としても2年ぶりの出場となる。

幸先の良いスタートを切った。1日に静岡・鈴与清水グラウンドで行われた開幕戦は、年代最高峰のプレミアリーグから降格した清水ユースと1―1で引き分けた。MF金澤颯真の今季初ゴールを守り切り、初戦で勝ち点1を上げた。

【チームをプレーで引っ張る清水主将(左)=3月30日、四日市市内で】

それでも選手たちの気持ちは浮わつかない。主将の清水葉功は「目標はインターハイや全国高校選手権でベスト8以上に入ること。(プリンスリーグは)強い相手と試合ができる貴重な機会と考えて1試合1試合集中していきたい」。

昨年の県高校総体でベスト8、全国高校選手権三重大会でベスト4と、あと一歩で全国切符を逃した旧チームのレギュラーを多く残す。副主将の一見季斗は「去年は個人の能力の高いチームだったが今年は組織で戦うチーム」と話す。

レギュラーには中体連サッカー出身の選手も多く、県内で地道に蓄えてきた実力を試す絶好の機会だ。菰野中出身の185センチの長身センターバック、岡崎颯大は「自分のプレーがどこまで通用するか試したい」。GKの内田遥登は「相手が格上なのでたくさんシュートが飛んでくる。キーパーの見せ場がある」と闘志を燃やす。