交通安全の意識高揚へ JA共済連、三重県警に啓発品寄贈

【奥山本部長(右)から目録を受け取る小谷交通部長=津市の県警本部で】

【津】交通安全意識の高揚を目的に、全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)三重県本部は28日、県警に啓発物品を寄贈した。

JA共済連県本部では地域貢献活動の一環として昭和48年からほぼ毎年継続して寄贈を実施。この日は各種啓発イベントで配布する啓発物品として、自転車用反射材やLEDミニライト、また摩耗した道路の白線に使用するスプレーなど8品目計約100万円相当の物品を寄贈した。

津市栄町1丁目の県警本部で開いた贈呈式では、JA共済連県本部の奥山浩也本部長が小谷寛県警交通部長に目録を贈呈。小谷交通部長は「物品等を活用し、県民の皆様の交通安全意識が高揚するよう工夫を凝らした活動を展開し、事故防止に努めたい」と話した。

県警交通企画課によると、28日現在の県内の事故死者数は20人(前年同期比8人増)で人口10万人当たりの死者数としては全国ワースト2位。うち高齢者は半数近くの11人と依然として高い割合を占める。