四日市工は惜敗、4強ならず 高校選抜ハンド

【四日市工―小松工 前半25分 ゴール前に切り込む四日市工・平井(13)=津市内で】

ハンドボール男子の全国高校選抜大会(伊勢新聞社など後援)は27日、津市北河路町の津市産業・スポーツセンター「サオリーナ」で準々決勝4試合があり、藤代紫水(茨城)、小松工(石川)、香川中央、北陸(福井)が勝ち上がった。県勢で唯一ベスト8に勝ち残っていた四日市工は小松工に32―36で敗れた。

28日は準決勝2試合が行われ、午前10時から藤代紫水―小松工、次いで香川中央―北陸の順で行われる。

追い上げ及ばず「次こそメダルを」

○…3位入賞の2015年以来となる準々決勝に進んだ四日市工。過去準優勝の実績もある小松工に32―36で敗れて4強入りを逃した。GKを下げてコートプレーヤーを入れる7人攻撃を仕掛ける小松工への対応がうまく行かず、前半6点差をつけられて折り返した。2年生の吉原主将や1年生エース平井のシュートなどで追い上げたが及ばなかった。

【四日市工―小松工 準々決勝で敗退し悔しそうな表情の四日市工の選手ら=津市内で】

○…試合後「相手のDFに惑わされて自分たちの思った通りの攻めができなかった」と悔しがる吉原。それでも1回戦から3連勝で同校8年ぶりの全国ベスト8入りを果たしたことについては「(試合を通して)練習でも見たことのないプレーができるようになった」。「全国でメダルを取るようなチームはここに来るまでに色々と苦しい思いをする」と話す織田監督も「春の4試合を糧にして次こそメダルを」と力を込めた。