分園いなべ校、新校舎祝う 特別支援学校・聖母の家学園 三重

【来年開園する学園校舎で開かれた祝福式=いなべ市藤原町石川の聖母の家学園いなべ校で】

【いなべ】学校法人特別支援学校聖母の家学園(三重県四日市市波木町)の分園として来年4月、いなべ市に開園する同学園いなべ校(同市藤原町石川)の校舎の祝福式が24日、同校であった。

学園では、障害のある児童生徒が学んでいるが、児童生徒数の増加で手狭となっていた。いなべ市に相談すると、統廃合によって6年前に閉校した旧東藤原小学校を学園に、無償で譲渡した。分園の開園を目指し、これまで準備を進めてきた。

式は、カトリック京都司教区のパウロ大塚喜直司教の司式により行われた。学園と市の関係者計約30人が参列し、祈りを捧げて新校舎を祝福した。

児童生徒を代表して、この4月に高等部専攻科3年になる藤澤大峰(ひろみね)さん(20)は「関わってくれたすべての人に感謝します」と述べた。

同学園の伊藤春樹理事長は「子どもたちがのびのび過ごせる環境にしたいという思いに応えてくれた市長に、心から感謝している」と謝辞を述べた。