ヴィアティン三重が男女で初出場 26日に全国中学生ハンド開幕

【男女そろって春中ハンドに出場するヴィアティン三重U―15】

富山県氷見市で26日に競技開始の第18回春の全国中学生ハンドボール選手権大会にヴィアティン三重U―15が男女県代表として初出場する。総合型スポーツクラブのヴィアティン三重(本部・桑名市)の傘下、ハンドボールでは県内初の中学生世代クラブチームとして2021年春から活動。部活動チームも参加する〝春中ハンド〟で真の中学日本一を目指す。

今年1月の県中学校ハンドボール選手権新人大会で初優勝した。ともに堅守からの速攻が持ち味。昨年8月の全国中学生クラブカップでベスト4入りした女子は、まずはベスト8を決める3回戦に勝ち上がり、クラブカップで敗れた大崎ジュニアクラブ(埼玉)との再戦を誓う。

総勢9人の少数精鋭。2年生の堀田夢歩主将は「人数は少ないが誰が試合に出てもフォーメーションがちゃんとできる」とチームの持ち味を話し、「守備での声かけからしっかり行い、夏負けた相手にリベンジを」と意気込む。

男子は身長179センチの長身でロングシュートが得意な吉原陽、スピード豊かな攻撃が魅力の安田昇馬の2年生コンビの得点力も武器。昨年夏のクラブカップは出場を逃しており、春中が初の全国舞台となる。

組み合わせの結果、優勝候補が集まる厳しいゾーンに入ったが、主将も務める吉原は「優勝を目指して行くのでどのチームもいつか対戦する相手」と意気盛ん。「得意としているプレーを生かして一つ一つ勝って行きたい」と話している。