趣味の絵画、力作40点 鈴鹿の藤田さん初個展 三重

【鈴鹿】趣味で絵画制作に取り組む三重県鈴鹿市野辺1丁目の藤田敬子さん(72)の初個展がこのほど、同市役所市民ギャラリーで始まり、油彩画約40点を展示した。12日まで。

もともと絵が好きだったという藤田さんは、13年前から同市自由ケ丘1丁目の丘の会アトリエ教室で画家の追田清講師(82)に師事し、技術の研さんに励んできた。

描きためた作品を見てもらいたいと、初個展の開催を決めた。

第61回新美術協会展で新人賞を取った「緑風」をはじめ、風景や静物など、これまでのほぼ全作品を出品。緑豊かな信州の風景、スイセンやバラの花など、力作の数々が並ぶ。

追田講師は「一つ一つの作品を丁寧に描く熱心な生徒」と評価し、藤田さんは「完成したときの達成感や制作活動を通じた仲間たちとの交流が楽しい。描くことで自分自身も癒やされる。ことしは小作品をたくさん描きたい」と話した。