犬のふん、飼い主が処分を チョークで注意書き、ごみ清掃も 三重・亀山

【植え込みに放置された犬のふんをチョークで知らせる増村会長(手前)=亀山市長明寺町で】

【亀山】三重県亀山市と市地区衛生組織連合会(増村尚達会長)は5日、市立中部中学校区内の通学路を中心に、ごみの清掃と放置された犬のふんを飼い主に知らせる「クリーン(イエローチョーク)作戦」を実施した。

同連合会員と古河電工三重事業所や協同油脂亀山事業所など市内の11事業所と亀山ライオンズクラブから計70人が参加した。

イエローチョークとは、歩道や植え込みに放置された犬のふんを黄色のチョークで囲い日時を書き、飼い主がふんを持ち帰るためのマナーを守ってもらうのが狙い。平成31年以降、コロナの影響で四年ぶりに実施した。

【参加者らと一緒にごみを拾う櫻井市長(右端)=亀山市長明寺町で】

櫻井義之市長は「市内一斉清掃をはじめ、環境美化パトロールなど環境美化活動に取り組む連合会の皆さんに感謝いたします」とし、「イエローチョークにより、飼い主の意識が高まり、犬のふん害が減少することを願っています」とあいさつした。

参加者らは、4班に分れて、長明寺町やみずきが丘地区などで、ビニール袋と黄色のチョークを持ち、たばこの吸い殻や空き缶などを拾い、犬のふんを見つけては、チョークで囲い日時とふん有り、パトロール中と書いた。

増村会長(71)は「衛生面や環境への意識をしっかり持ち、飼い主のマナーとして、ふんは必ず持ち帰ってほしい」と話していた。