皇學館中学生 留学生を英語で観光ガイド 内宮など伊勢の文化

【宇治橋を渡りながら、留学生を英語で案内する皇學館中学生ら=伊勢市の伊勢神宮内宮で】

【伊勢】三重県伊勢市の皇學館中学の3年生27人が2月28日、伊勢神宮内宮や近くのおはらい町通りで、外国人留学生らを英語で観光案内した。

伊勢の文化を紹介し、実践的な英語力の向上につなげようと、2018年に始まった取り組み。コロナ禍の影響で3年ぶりの実施となった。

名古屋大学などで学ぶ、チリ、ペルー、モンゴル、フィリピン、モザンビークからの留学生5人を迎え、生徒らがガイドに挑戦。5班に分かれ、留学生1人ずつを案内した。

内宮では、生徒らが事前に作成したガイド資料を手に、神宮の歴史や文化、参拝作法、お守りなどについて英語や身振りで説明していた。

案内した黒田都古さん(15)は「伝えたい気持ちはあるのに、なかなか伝えられない。伊勢や日本の文化、神道について世界に発信できるよう、もっと勉強したいと思う」と話していた。