生徒ら金融・保険学ぶ 明治安田生命、度会中で講座 三重

【保険について解説する清水支社長=度会町棚橋の度会中学校で】

【度会郡】明治安田生命保険津支社(三重県津市羽所町)は24日、度会郡度会町棚橋の度会中学校で金融・保険教育講座を開催し、同校の1年生68人が聴講した。

講座は同社の地域貢献活動の一環で、将来を担う子どもたちの金融リテラシーの向上を目的としており、人生百年時代における「自助の必要性」について学ぶ機会を提供するもの。

講座の前半では東海財務局津財務事務所の鈴木啓一理財課長が「お金について考えよう」というテーマで講演。社会を取り巻く経済活動について話し、収入や支出などについて解説した。

後半では同社の清水経祐支社長が講演。歴史上での保険の始まりを解説した後に、病気やケガ、万一のリスクに備えた準備が大切であるとし、人生百年時代での保険や貯蓄などの重要性について話した。

講座を受けた同校1年の辻井天翔さんは「リスクによっていろいろな保険があることを知れた」と感想を話した。

鈴木課長は「今後も国と保険会社が連携し教育を提供できれば」、清水支社長は「若い段階から金融について学ぶことのできる環境をつくっていきたい」とそれぞれ話し、同校の濱口誠校長は「子どもたちが社会に出た際に必要となる力を学ぶ機会になれば」と期待した。