後部席シートベルト着用率46% 三重の一般道 JAF調査

日本自動車連盟(JAF)三重支部はこのほど、警察庁と合同で実施した「シートベルト着用状況全国調査」の県内結果を発表した。運転席や助手席に比べ後部座席での着用率が低く、特に、高速道路などでない一般道路での低さが際立ち、後部座席でのシートベルト着用の重要性が十分認識されていないことを示す結果となった。

調査は、昨年10月11日―12月3日に県内の一般道や高速道路など12カ所で実施。運転者と助手席、後部座席同乗者、計9074人のシートベルト着用状況を目視で確認した。

後部座席のシートベルト着用率は、一般道路で46・1%(前年比3・9ポイント減)で、高速道路などで85・9%(同1・8ポイント増)。運転席の着用率は、一般道路で97・6%(同0・4ポイント減)、高速道路などで99・1%(同0・2ポイント増)。助手席は一般道路で93・6%(同1・2ポイント減)、高速道路などで99・4%(同2・6ポイント増)だった。

JAF三重支部の担当者は調査結果を受け、「シートベルト非着用時は交通事故発生時の致死率が着用時と比較し約17倍高い。シートベルト着用の重要性を伝えていきたい」と話した。