早咲きのウメが見頃 津の花園「かざはやの里」 三重

【見頃を迎えた早咲きの梅=津市戸木町の「かざはやの里」で】

【津】花の名所で知られる津市戸木町の花園「かざはやの里」で、早咲きのウメが見頃を迎え、白梅の「八重野梅」や紅梅の「紅鶴」、濃い赤色の「鹿児島紅梅」などが甘い香りを漂わせている。ウメの期間は3月26日までで入園料800円(期間限定パスポートは千円)。午前8時―午後5時。年中無休。

同園は6万8千平方メートルの広大な敷地にウメ、フジ、アジサイが植えられており県内外から多くの人が訪れる。運営する社会福祉法人の就労支援施設利用者が施肥や剪定(せんてい)などに携わり入園料は工賃に充てられている。

ウメのエリアは約2万平方メートルで560本の立ち梅やしだれ梅がある。同園によると今年は先月と今月に14℃を超える日があり早咲きの品種が昨年より一週間早く開花した。また最も開花が早く例年他の木と見頃がずれる樹齢104年の「養老梅」が現在満開だといい、担当者は「一緒に楽しんで春を感じてほしい」と呼びかけている。問い合わせは同花園=電話059(255)5755=へ。