医療法人山下会の破産開始が決定 帝国データ四日市支店

帝国データバンク四日市支店は15日、三重県四日市市八田1丁目の「医療法人山下会」が津地裁四日市支部から破産開始決定を受けたと発表した。決定は7日付。負債は約1億4600万円の見込み。

支店によると、同法人は山下外科神経科を前身として平成12年に設立し、内科やリハビリテーション科を手掛ける「かすみがうらクリニック」などを運営。19年3月期には約2億円の収入高を計上していた。

一方、他院との競合やコロナ禍の受診控えなどによって業況が悪化。昨年3月期の収入高は約8400万円に落ち込んだほか、約4600万円の最終赤字を計上し、同年11月ごろに事業を停止した。