レンタル着物で関宿散策を 亀山「きもも堂」17日開店 三重

【レンタル着物店「きもも堂」の谷脇代表=亀山市関町中町の同店で】

【亀山】三重県亀山市関町中町の重要伝統的建造物群保存地区の旧東海道関宿街道沿いに17日、レンタル着物店「きもも堂」(四日市市西坂部町、谷脇節子代表)が開店する。営業日は金、土、日、月曜。午前9時半―午後4時半。

谷脇代表(47)は、江戸期の町並みを残す、市の観光地「関宿」をたびたび訪れるうち、この町並みには着物が似合うと関宿に魅せられ、地域の文化を盛り上げようと有志らと団体「三重の文化を愛する会」を2年前に発足。昨年秋に関宿でイベント「関宿まちむすめ着物横丁」の開催を機に、関宿で初のレンタル着物店の出店を決めた。

週に5日、肌触りもよく、簡単に洗濯ができる「伊勢木綿」の着物を普段着として着ている谷脇代表は「色合いもカラフルで、格子やしま模様柄の伊勢木綿地の着物を着て街道の散策を楽しんでほしい」とし、「関宿を、着物で楽しむまちにしたい」と話していた。

店内には、伊勢木綿の着物約20着を用意。帯や足袋(たび)、草履(ぞうり)も選べて、着付け料金込みで5500円(税込み)。また、伊勢木綿の名刺入れやポーチ、反物も販売。夏には浴衣を、秋には男性用の着物もそろえるという。

問い合わせは谷脇オーナー=電話090(9915)9158=へ。