古木にサルノコシカケ20個余 鈴鹿・大木神社のシイ 三重

【サルノコシカケ科のキノコ=鈴鹿市石薬師町の大木神社境内で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市石薬師町の大木神社(伊藤貞生宮司)境内のシイの古木に、大小のサルノコシカケ科のキノコが生えている。シイの木は推定樹齢200年、樹高約20メートル、幹周り約2メートルで15センチから35センチほどのキノコ20個余が、幹の北側を中心に生えている。

【シイの木に生えたサルノコシカケ科のキノコを紹介する堀尾さん=鈴鹿市石薬師町の大木神社境内で】

1週間ほど前、近くに住む堀尾金次さん(74)が早朝ウォーキングの際に気づき、「一本の木にこれほど多くのサルノコシカケが生えているのは見たことがない」と驚いた。珍しいので多くの人に見てもらおうと、伊藤宮司と相談して、荒らされないように木の周囲に縄を張ったという。

堀尾さんは「小学生時代は、よくこの木に登ってシイの実を採ったものです。サルノコシカケは木の養分を吸い、腐食させると聞いているので残念な思いです」と話していた。