【亀山】三重県の亀山市は10日、「亀山サステナブルファーマー認証制度」に応募した、市内に営農地を持つ農業関係の法人事業所6社を認証した。市役所で認証式があり、櫻井義之市長が認証書を手渡した。同制度は同市で本年度からスタートし、初めての認証となった。
櫻井市長は「コロナ禍や光熱費、肥料などが高騰する厳しい中、魅力のある農業を未来に向かって展開していくことに期待している」とあいさつした。
同制度は「亀山サステナブル農業奨励事業」として、農業経営において持続可能かつ高付加価値な取り組みをする法人を認証し、交付金を交付する。経営体の経営意欲を喚起し、生産性の高い稼げる農業の展開を促進。経営農家の担い手の確保や農業基盤の維持、発展を図るのが狙い。
認証は、法人事業所で、50歳未満の従業員が5割以上▽女性従業員の割合が4割以上▽再生可能エネルギーを利用している▽「みえの安心食材表示制度」の認証を受けている―など10項目で採点し、20点満点のうち、合計点数が7点以上を認証する。
一方、交付金は合計点数7点を上回る1点につき5万円を事業所に交付する。上限は65万円。
認証した事業所は次の通り。
ミカタアグリ(西洋・伝統野菜の栽培業)、小林牧場(酪農業)、イシイナーセリー(植木業)、寿園(茶生産業)、モリファーム(水稲業)、稲造(同)