20代男性巡査重体、拳銃自殺図ったか 三重県警四日市北署トイレ

【四日市】8日午後6時20分ごろ、三重県四日市市羽津の四日市北署3階で「パン」という銃声のような音があった。同じ階にいた署員が感知式の男子トイレの電気がついていたため中を確認したところ、個室内で地域課の20代男性巡査が頭から血を流して倒れているのを発見した。男性巡査は意識不明の重体で四日市市内の病院に救急搬送された。貸与されていた拳銃に使用形跡があり、自殺を図ったとみて詳細を調べている。

同署によると、男性巡査はこの日の午前8時半から当直としてパトロールなどの勤務に就いていたという。男性巡査の所持品からは将来を悲観する内容の遺書とみられる手書きのメモ書きも見つかった。

同署の中村義弘署長は「このような事案が発生したのは残念で誠に遺憾。事実関係を明らかにして再発防止に努めたい」とコメントした。