創作童話6作品が入選 亀山市立図書館で表彰式 三重

【井上館長(右端)と入選者の皆さん=亀山市御幸町の市立図書館で】

【亀山】三重県の亀山市立図書館(井上香代子館長)は28日、同市御幸町の同館で、令和4年度「創作童話ちいさなお話」の表彰式を開き、入選6作品の作者6人に井上館長が表彰状を手渡した。入選者は、冬柴純さん(70)、国分奈央さん(46)、山中咲空さん(18)、真弓結希ちゃん(8つ)、ペンネーム「りんまなみ」(59)、同「修行中のお坊さん」(6つ)。

童話の創作活動を通じて、読書をより身近に感じてもらい、創造力を豊かにするのが狙い。審査は、市内外から応募のあった13作品の中から「亀山絵本と童話の会」と井上館長ら職員が、耳で聞き、話しの内容が分かりやすくて心の温まる童話を選んだ。

童話「キャロちゃん」を書いた、県立亀山高校3年生の山中さんは「味は同じ3本のニンジンのうち、1本だけは形が悪く食べてもらえず捨てられるという、SDGs(持続可能な開発目標)の食品ロスを童話にしました」とし、「初めて応募した作品が入選作品に選ばれ、びっくりしました」と話していた。