地元食材で給食「おいしい」 玉城町の小中5校 松阪牛のビーフシチュー味わう

【松阪牛を使った給食を味わう生徒ら=玉城町田丸の玉城中学校で(同町提供)】

【度会郡】全国学校給食週間(1月24―30日)に合わせ、三重県玉城町の小中学校五校で24日、町産の松阪牛を使った給食が提供された。

食べ物への感謝の気持ちを育み、子どもらに野菜・畜産農家への興味を持ってもらおうと実施。毎年、同週間には地元食材を使った給食を提供している。

今回は、同町岡村の小林牧場が生産した松阪牛を、同町日向のミライエ牛肉店が買い付けて加工し、約51キロを使用。これまでの給食で町外産の松阪牛を使ったことはあったが、町産の松阪牛は初めてという。

この日の献立は、松阪牛のビーフシチュー▽フレンチサラダ▽ご飯(町産コシヒカリ)▽牛乳―。同町田丸の玉城中学校では、学校給食委員会が校内放送で同町における松阪牛の歴史などを紹介。生徒らは地元食材の魅力が詰まった給食を味わった。

三年の中村祉貴さんは「想像以上に松阪牛が入っていておいしかった。明日は受験なので力になりました。頑張ります」と話した。