園児らに絵本を 志摩のロッソが74冊寄付

【橋爪市長(右)に絵本の目録を手渡す前田取締役=志摩市役所で】

【志摩】三重県志摩市磯部町内で飲食店を経営する「ロッソ」は23日、社会貢献の一環として、大王町・志摩町管内の2幼稚園と2保育所に10万円相当の絵本74冊を寄付した。

同社は市内の小学生を対象としたサッカー大会を開催するなど、地域の子どもらの健全育成に尽力。幼児教育の充実を目的に、市内の幼稚園と保育所計14施設にも順番に絵本の寄付を続けていて、今回で6回目となる。

市役所であった贈呈式には同社の前田真美子取締役らが出席し、橋爪政吉市長に絵本の目録を手渡した。

前田取締役は「デジタル化が進み、紙の絵本離れが多くなっている中、子どもたちに紙のページをめくる楽しさを感じてもらえたら」と話した。橋爪市長は「市の子どもたちが絵本を通じてさまざまな学びを得ることができるので大変ありがたい」と感謝した。