【鳥羽】三重県鳥羽市の中村欣一郎市長は24日の定例記者会見で、ごみの流出対策として2月1日から、「とばの海をまもるプロジェクト」を開始すると発表した。
楽しくごみ拾いをして海に流れ出るごみの発生抑制につなげようと、同プロジェクトを実施。期間は3月31日までを予定している。
世界100以上の国と地域で利用されている、ごみ拾いSNS(交流サイト)「ピリカ」を活用したごみ拾い活動を行うことで、同市清掃活動見える化ページ「とばの海をまもるプロジェクト」に投稿が反映され、市内の清掃活動の様子が可視化される。
「ごみを拾う」「撮影する」「投稿する」の3ステップで、ごみの量や場所などを簡単に集計、発信できる。ユーザー同士でコメントや「ありがとう」を送り合えるほか、地域のごみ拾いイベントなどの情報収集や発信も可能という。無料のアプリをダウンロードすると参加できる。
鳥羽市出身で、東京五輪フェンシング男子エペ団体金メダリストの山田優選手が同プロジェクトのPRを担当する。
中村市長は「プロジェクトを通じて人とのつながりがモチベーションになり、地域共生や関係人口へ波及するのではないかと期待している。効果があれば継続し、ほかにも広がってほしい」と話した。