新型コロナ2555人が感染 三重県内、8人が死亡

三重県は19日、ゼロ歳から90歳以上までの2555人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。2日ぶりに前週の同じ曜日を下回った。県内の感染者は延べ42万4849人となった。

感染者のうち70代男女2人、80代男女3人、90代女性2人、百歳代女性1人の計8人が死亡したことも発表した。うち2人は新型コロナが死因、6人は別の死因。県内感染者の死者は870人となった。

新規感染者は前週の同じ曜日と比べて2902人の減少。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は1040・42人で、12日連続で千人を超えた。前週比は0・69倍で、5日連続で1倍を下回った。

19日現在の病床使用率は55・6%で、前日から0・9ポイントの低下。5日連続で60%を下回った。入院中の感染者は5人減の323人で、うち重症者は1人減の6人。宿泊療養者は6人減の70人となった。

県の患者情報プロジェクトチームは、直近一週間の新規感染者数が5日連続で前週の1倍を下回ったことを踏まえて「緩やかな減少局面に入った可能性があるが、依然として患者数は多い」としている。

また、一見勝之知事は定例記者会見で、死者が相次いでいる理由について「特に高齢者や基礎疾患のある人が亡くなっている」と述べ、新規感染者の増加が死者の増加につながっているとの認識を示した。

新規感染者は、四日市市で453人、津市で396人、松阪市で288人、鈴鹿市で285人、伊勢市で162人、桑名市で153人、志摩市で115人、伊賀市で114人、亀山市と名張市で72人ずつ、菰野町で63人、熊野市で46人、東員町で38人、いなべ市で37人、明和町で30人、尾鷲市で28人、大紀町で23人、玉城町、紀北町、紀宝町で21人ずつ、朝日町で20人、多気町で17人、川越町で15人、大台町で13人、鳥羽市で11人、度会町と御浜町で10人ずつ、県外で8人、南伊勢町で5人、木曽岬町と不明で4人ずつ。