節分の縁起物「福桝」準備 伊勢の二見興玉神社 三重

【福桝に豆やお札を詰める舞女たち=伊勢市二見町江の二見興玉神社で】

【伊勢】2月3日の節分祭を前に、三重県伊勢市二見町江の二見興玉神社で、参拝者らに授与する縁起物「福桝(ます)」の準備が進んでいる。

福桝は木製の一升桝(17センチ四方、深さ9センチ)で、側面に同神社の夫婦岩や赤鬼の絵と「家運隆昌 商売繁盛」の文字、底面にはお多福が描かれている。

舞女(ぶじょ)たちが、桝に今年の干支の「癸卯(みずのとう)」の印を押し、豆と厄除けのお札を詰め、一つ一つ丁寧に包装し、1500個を用意するという。一個5千円。節分祭当日まで、境内で授与している。希望者には発送も受け付ける。

祢宜の尚孝之さん(45)は「感染症が長引く中、無病息災、厄除け開運を願い、麗しい一年になることを祈念したい」と話していた。

節分祭は、感染症対策として、恒例の豆まき行事を今年も中止し、神職や関係者による祭典のみ執り行う。

問い合わせは同神社=電話0596(43)2020=へ。