死亡事故現場で取り締まり 四日市南署、再発防止呼びかけも

【速度違反を取り締る自動オービス=四日市市笹川5丁目で】

【四日市】四日市南署は17日、市役所と市南地区交通安全協会の2機関と連携して、今月12日に同市笹川の笹川東公園西側で発生した交通死亡事故現場周辺で、再発防止を呼びかける啓発活動と交通指導取り締まりを実施した。

事故は12日午後5時半ごろ、笹川五丁目の市道で発生。信号のない交差点の自転車横断帯上を横断中の90代の女性が、70代女性が運転する乗用車にはねられ、搬送先の病院で死亡した。現場周辺は片側二車線で見通しが良く、スピードが出やすい道路。

署員ら合わせて22人が参加。現場近くの笹川東公園と同西公園の利用者らに、「ハンドサインで意思表示をして横断歩道を渡る」など事故に遭わないためのミニ講話をしたり、近くのスーパーマーケット利用者らにチラシや反射材を配布したりして安全運転・安全歩行を呼びかけた。

また、事故現場の交差点近くに可搬式速度違反自動取締装置(通称・自動オービス)を設置しての速度取り締まりと、横断歩道での交通指導取り締まりを実施した。同署の田中文美交通第一課長は「12月、1月と周辺で死亡事故が続いている。歩行者と運転者への啓発・取り締まりの両輪で事故防止に努めたい」と話していた。