公金横領1億6850万円賠償請求へ 南伊勢町、被告と元上司に 三重

【度会郡】三重県の南伊勢町議会全員協議会は16日開き、町監査委員から昨年6月に発覚した横領事件に対する損害賠償請求の監査結果について報告を受けた。業務上横領罪で公判中の廣出翔被告(38)と、当時の元上司らに遅延損害金を含めた総額約1億6850万円の損害賠償を求めるべきとしており、これを受けて町は同日付で、請求手続きに向けて弁明通知書をそれぞれに発送した。

報告によると、昨年12月2日に上村久仁町長から監査請求のあった個別外部監査委員からの監査結果をほぼ踏襲する形で、横領を実行した廣出被告だけでなく、上下水道課長や病院事務長ら当時の元上司4人についても過失を認め、職務権限の重要性や損害発生の原因となった程度に応じて賠償責任を負うべきと判断。損害の3割の賠償責任を負わせることが適当とした。

これにより、請求額は廣出被告が7割の約1億1795万円、元上司ら4人に対しては責任の程度に応じて約376万―2926万円となる。行政不服審査法に基づく弁明申し立て期間を経て、請求手続きに移行する。