「松阪かるた」130セット贈呈 「情報システム・J・T」の竹本社長、市内小学校に

【寄贈した松阪かるたを示す竹本社長(右から2人目)と中田教育長(同3人目)ら=松阪市殿町の同市教委で】

【松阪】電気水道工事用コンピューターソフト開発販売「情報システム・J・T」の竹本博志社長は13日、三重県松阪市殿町の同市教育委員会で中田雅喜教育長に「松阪かるた」130セットを贈呈した。市内36小学校に配る。

松阪かるたは4年前に同市と第三銀行(現三十三銀行)が制作し、「みえ松阪マラソン」を記念して地域商社の三十三地域創生が一般発売した。絵札は写真家の浅田政志さんが松阪の名所、名物、人物を撮影した。

竹本さんは同社を経営し、会社隣で竹がテーマのまちかど博物館兼喫茶店「竹輝銅庵」を手がけている。児童が郷土について楽しみながら学び、誇りと愛着を持ってほしいと寄贈した。

竹本社長は「松阪の歴史文化を知ってもらいたいし、知っておかないといけない。本居宣長や三井高利から土性沙羅さんまで素晴らしい人がいっぱいいる」と呼びかけた。

中田教育長は「かるたが果たす役割は大きい。有効活用する」と感謝した。