四日市市、ロングビーチ姉妹都市ロゴが完成

【記者会見する森市長=四日市市役所で】

【四日市】三重県四日市市の森智広市長は11日の定例記者会見で、公募した「四日市市・ロングビーチ市姉妹都市ロゴマーク」のデザインについて、全国から応募があった550作品のうち1作品を選定し、公式ロゴマークが完成したと発表した。

案が採用されたのは、大阪府大東市在住で、フリーのデザイナーとして活躍している梶原夕紀さん(30代女性)の作品。

梶原さんは作品コンセプトについて「こにゅうどうくんの顔の形をしたロゴマークです。人の顔の形にすることで、両市の人々の交流を感じさせます。耳のあたりの曲線を生かして、中央に無限(∞)マークのようなリボンをかけ、変わらぬ友情を表現しました」としている。

市によると、ロゴマークの上半分はロングビーチ市のシンボルである豪華客船クイーン・メリー号、椰子(やし)の木、市名の由来となった長い砂浜を表現しているほか、下半分は四日市市のコンビナートを表し、象徴的な赤い煙突や丸いガスタンク、工場夜景が表現されている。

森市長は「非常にかわいらしく、両市の特徴を捉えた良いデザイン。5年ごとの記念事業などで継続的に使っていきたい」と語った。

市は、米国ロングビーチ市と昭和38年に姉妹都市提携を結んでから60周年を迎えるのを記念し、両市の変わらぬ友情の象徴となるロゴマークを作成するため、案を公募。市内から504、県内(市外)から9、県外から37作品の応募があり、森市長はじめ幹部職員16人らが審査し、デザインを決定した。