中世の「石上寺文書」など解説 亀山で皇学館大岡野教授が講座

【中世の「石上寺文書」などを解説する岡野教授(右端)=亀山市若山町の市歴史博物館で】

【亀山】三重県亀山市若山町の市歴史博物館(小林秀樹館長)は9日、同館企画展示室で今月29日まで開催中の県と市の指定文化財を紹介する「中世文書展示」に合わせて、同館講義室で歴史講座「中世文書のみどころ」を開き、市民ら25人が受講した。

皇學館大学文学部の岡野友彦教授が講師を務め、展示中の「中世文書」38点の中から、南北朝が戦をしていた室町時代の建武四年、伊勢守護の畠山高国氏が石上寺(同市和田町)に、武士の乱入、乱暴を禁止する禁制の書状と花押(かおう)(サイン)など「石上寺文書」を中心に解説した。

石上寺の布留裕成住職(66)は「寺に代々保存されていた貴重な歴史的文書を、多くの人に見ていただければ」と話していた。小林館長は「講座で学んだことを、改めて展示中の文書からより深く読み解くのも面白いですよ」と促した。