過去最多5447人が感染 三重県内新型コロナ、7人死亡クラスター24件

三重県は6日、ゼロ歳から90歳以上までの5447人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者としては先月28日の4956人を上回り、過去最多。初めて5千人を超えた。

県は50代男性1人、70代女性1人、80代男女3人、90代男女2人が死亡したと発表した。80代と70代の女性2人を除く5人は新型コロナが死因だった。県内感染者の死者は746人となった。

先月30日までの1週間で、24件のクラスター(感染者集団)が発生したことも発表。内訳は高齢者施設で17件、医療機関で6件、障害者支援施設で1件。合わせて497人の感染が判明している。

新規感染者は前週の同じ曜日から1937人の増加。7日ぶりに前週同一曜日を上回った。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は842・08人で前週の0・68倍。3日連続で1000人を下回った。

病床使用率は前日から5・3ポイント上昇し、60・4%。144日ぶりに60%を超えた。入院中の感染者は30人増の344人で、重症者は1人減の6人。宿泊療養者は前日と同じ56人となっている。

県の患者情報プロジェクトチームは「新規感染者数の前週比は5日連続で1倍を下回ったが、年末年始の休診や検査件数の減少が影響したとみられる。感染者は依然として増加傾向にある」としている。

新規感染者は津市で995人、四日市市で871人、鈴鹿市で637人、松阪市で465人、伊勢市で405人、桑名市で320人、伊賀市で314人、名張市で186人、亀山市で170人、県外で121人、志摩市で109人、菰野町で90人、明和町で89人、川越町で69人、いなべ市で63人、紀北町と熊野市で54人ずつ、玉城町で52人、東員町で48人、多気町で47人、鳥羽市で46人、尾鷲市で39人、大台町で31人、朝日町で29人、御浜町で26人、木曽岬町で24人、南伊勢町と紀宝町で23人ずつ、度会町と大紀町で21人ずつ、不明で5人。県内の感染者は延べ38万5366人となった。