美の子さんが水墨画新春展 伊勢のカフェ、干支のウサギなど

【水墨画の新春展を開いた美の子さん=伊勢市中村町のEnn・cafeで】

【伊勢】三重県伊勢市の水墨画家、美の子(本名・橋爪良)さん(51)の新春展が、同市中村町のカフェ「Enn.cafe(エンカフェ)」で開かれている。今年の干支(えと)にちなみウサギをモチーフにした作品など約15点が並ぶ。15日まで。

美の子さんは約20年前、人物を題材にした水墨画に魅了され、中国の美術学校で技術を学んだ。現在は、京都美術大学の非常勤講師を務め、市内の絵画サークルなども指導している。

会場には、愛らしいウサギの表情を伊勢和紙に表現したタペストリー、顔彩で色づけした色紙の作品、伊勢神宮内宮別宮の風日祈宮(かざひのみのみや)を幻想的に描いた作品、躍動感あるダンサーなど、墨の濃淡で表した作品がそろう。

美の子さんは「ウサギや、ウサギのように跳び舞うダンサーの作品も入れた。人物を描いた水墨画はあまりないので、見てほしい」と話していた。