2020年11月15日(日)

▼会議は非公開。どんな話し合いだったかはその後の記者会見から推測するしかない。新型コロナウイルス感染症の影響についての連合三重と同本部の意見交換会は、深刻化する雇用問題など「働くことを軸とする安心社会」実現について、印象づけるほどの中身はなかったか

▼連合三重の吉川秀治会長は「集会やメーデーは中止」になり、連合三重の存在意義を示す機会に苦慮していることを明らかにし、本部の相原康伸事務局長は「感染拡大の状況は地域によってさまざま」と、地域ごとの最適解を出すという意見交換の意義を語った

▼連合三重も本部も、このところ運動方針では非正規労働者への支援を掲げる。落ち込む一方の組織率に歯止めをかけたい狙いもあるに違いないが、コロナ禍で気を配る余裕はなかったのかもしれない

▼シャープ亀山工場の外国人労働者雇い止めに続き、同三重工場で派遣労働者解雇問題が発生している。巨額補助金や知事への献金問題も絡んだ前回と違い、県の対応もそっけない。労働法制周知も活動の重点にしているが、労働運動で逮捕者続出する問題にほとんど静観。法制への関心は連合も薄れているのではないか

▼意見交換会当日は社民党臨時大会があり、分裂が決定的。衆院選準備を急ぐ連合三重として特に交換する意見はなかったか。平成7年知事選で、連合は股裂きとなった

▼原発を巡る発言で電力労組と選対との激論が耳に残る。野党再編の中で国民民主党も新県連を発足。その影を見る。吉川会長が組織結束に頭を抱えるのは分かる。古くて新しい問題が果てしなく続く。