2020年3月18日(水)

▼「ハンカチとゴムさえあれば縫わなくてもマスクができますよ」と知人からメールがきた。手持ちが乏しくなり、手作りを考え始めたという。屋内や話すときにマスクをあごに移す向きも多く、効果のほどは分からぬが、外歩きでも会合でも、マスクがないとちょっと肩身が狭く感じる今日この頃だ

▼2週間ほど前の会合では14、5人ほどの出席者のうちマスクは約半数。代表あいさつがもっぱらコロナ一色。「私も買えなくて」とノーマスクだったのはいくぶん気が楽だったが、しわぶき一つするのもはばかられた。途中、マスク組がゴホンゴホン。終わってしばらく後、やはりマスク組がコンコン。風邪と花粉症の季節が重なっているからややこしい

▼新型コロナウイルス対策の特別措置法成立で、マスクの高額転売は禁止されたが、「ビジネスチャンス」が時代の言葉で、武士は食わねど高ようじは死語に近い社会の中で、はいそうですかとはなるまい。米国禁酒法がアルカポネを育てた例もある

▼国放出のマスクの県内分4万8千枚分が到着した。配布先は医療機関というから、県民にはまだ当分届きそうにない。洗って再利用するなどが奨励されている。あの手この手で乗り切ろうという意欲の波及は計り知れまい

▼クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の県内乗客一人が、再感染したという。陽性で隔離され、いったん陰性と判断されてからの再陽性である。一筋縄ではいかないことが間近で立証された。長期戦に備えて感染対策を生活習慣に組み入れて、平常心で前向きに暮らすことが一層求められる。