2019年8月8日(木)

▼東員町を中心に活動するガールスカウト県連盟第12団のメンバーがとこわか国体・大会PRのダンス動画に鈴木英敬知事の出演を依頼し、快諾を得た。来年1月に動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されるという

▼新聞の写真で見る限り、ポーズが決まっている。知事が登場する県のPR動画では「美し国三重」観光キャンペーンの野呂昭彦前知事の例がある。今回の出演理由は「県民の中にも国体があることを知らない人がたくさんいる。いろんなツールを使って情報発信してほしい」(鈴木知事)で、観光キャンペーンと趣旨は同じ。比較は意味がないが、できは今回の方がよさそうだ

▼知事のテレビ出演が先の知事会見で話題になっていた。参院選の開票速報番組で解説者として登場したが、理由については「ご要請もいただいた」。断らない性格なのだろう。「各社から個別の(一般的)インタビュー(の申し入れを)受け入れる(のと同じ)」という〝解説〟はどうか

▼6月に同日選への観測を問われ「知事という立場ですしね、そこは控え」とノーコメントだった。「政治コメンテーターだったらあれですけど」とも。国政についてのコメントはしにくいと聞いたのだが、参院選の解説者になることとは両立するのかどうか

▼政治家鈴木英敬と知事鈴木英敬は別という前回参院選での理屈は使いにくかったか。知事の出演番組を見て家人が「知事は次の衆院選に出るんだね」と言ったので驚いたが、司会役にそう聞かれ笑顔のまま応えなかったということらしい。そう見えた県民は多かったのかもしれない。