2021年3月5日(金)

▼愛知、岐阜両県の緊急事態宣言が先月末で解除されたことを受けて県を交えた東海三県知事がオンライン会議を開き、感染拡大地域への不要不急の移動自粛など、引き続き警戒を求める共同メッセージを発表した。相変わらず三県だけの首長会議に、首をかしげる

▼東海三県の課題についての首長会議といえば名古屋市を加えた三県一市が定番。コロナ問題で初めて三県に縮小された。犬猿の仲とされる愛知県知事と名古屋市長の関係の影響なのかどうか。それらを一年以上放置したまま、県民に要請を繰り返していることに、知事らはどう考えているのか

▼それでなくても、コロナ禍では知りたいことが知らされないようで息苦しい。新型コロナウイルス感染症対策協議会で、病床ひっ迫時に若年が宿泊施設に搬送される一方、40歳以上が自宅待機となるなど「逆転現象」が起きているとして運用改善の声が上がっていたという。二日夜の同協議会で40歳以上に拡大することになったが、60%を超えていた病床使用率が今は30%以下

▼県の後遺症調査が発表されたのも同協議会だったが、先月26日の県議会で、調査を終えていることは報告されていた。県民の後遺症の不安があることは質問で示されていたが、調査結果をとりあえず県民に知らせようという気はなかったのだろう

▼鈴木英敬知事は三県知事会議で県内施設、医療機関でクラスター(感染者集団)が発生していることについて「市内の感染が抑えきれずに医療機関や社会福祉施設にウイルスが持ち込まれた可能性がある」。やっぱり、という気がする。