
【四日市】萬古焼を2―7割引きと格安で販売する「第64回四日市ばんこ焼陶器祭り」が17日、三重県四日市市羽津甲の四日市ドームで始まり、家族連れらでにぎわった。18日まで。
萬古焼をはじめ、伊賀や信楽、常滑などといった他産地を含む60の窯元や作家が出店した。土鍋や急須、皿などが並び、訪れた人は目当ての品を手に取り、熱心に品定めをしていた。
会場では萬古焼土鍋の活用法を伝授する講座があり、ゆでた鶏肉をご飯にのせたタイの定番料理「カオマンガイ」や炊き込みご飯、プリンの3品の作り方を実演した。石川県輪島市の朝市通りの出店者らによる「出張輪島朝市」も開かれ、海産物や漆器なども販売された。
主催する萬古陶磁器振興協同組合連合会の熊本哲弥理事長(60)は「出店ブースが昨年より2割ほど増え充実している。イベントもあって一日楽しんでもらえると思う」と来場を呼びかけた。
近鉄四日市駅東バス乗り場から会場までの無料のシャトルバスも運行している。