
【鈴鹿】三重県内の医療関係者らが中心となり、がん研究の支援を目的に取り組む「第31回生命の駅伝」の出迎え式が14日、鈴鹿市役所南側広場であり、走者代表らが募金箱を受け取った。
松阪市鎌田町のNPO法人生命の駅伝(上村泰子理事長)が主催。同日から31日まで、県内全域の29市町を13コースに分けて走り、市町の役場や医療機関を巡って、事前に設置した募金箱を受け取りながら走る。
初日のこの日は、趣旨に賛同した県内の12人が走者として参加。亀山市役所を起点に、鈴鹿回生病院や鈴鹿商議所など5カ所を巡り、終点の三重大まで約36キロを走った。
鈴鹿市役所では樋口幸人副市長が、市職員を中心に寄せられた約10万円が入った募金箱を走者代表らに手渡した。
上村理事長(64)は「みなさんの『がんから命を守る』という気持ちを29市町につなげていく」とあいさつした。
17日午後1時半―4時半まで、三重大医学部付属病院で市民公開講座を開き、がん研究の成果発表などをする。参加無料。