6月から不登校の相談会 三重県教委、保護者向け9会場で

福永和伸三重県教育長は13日の定例記者会見で、不登校となっている児童生徒の保護者向け相談会を、6月から来年1月にかけて各地域の県庁舎など九つの会場で開くと発表した。

県教委によると、不登校への対応が分からずに不安を抱える保護者を支援することなどを目的に令和3年度から実施し、5年目。昨年度は八つの会場で開き、約150人が参加した。

相談会では、レディオキューブFM三重の代田和也アナウンサーやフリースクール三重シューレの石山佳秀代表ら5人が講師を務める。自身の経験や支援の状況などを紹介する。

講演の後、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの進行で参加者らに意見交換をしてもらう。この後、講演者や支援者らが保護者らの個別相談に応じる機会も設ける。

福永教育長は会見で、参加者から「学びや気づきがあった」「専門家に相談でき、先が見えてほっとした」などの感想が寄せられていると紹介。「気軽に参加してもらいたい」と呼びかけた。

県教委のホームページや電子メール、電話などで事前に申し込む。会場ごとに講師が異なる。日程や申し込みに関する問い合わせは生徒指導課=電話059(213)6611=へ。